モーターガイドX3の【ボールベアリング修理方法】。自分で直す際の手順・注意点は?

スポンサーリンク

フットコンエレキは、私にとってなくてはならないモノ。

それがなくても釣りを楽しむことが出来るのは確かですが、一度失ってみて改めてありがたみを感じたのが昨年のことでした。

そして、再び、”エレキが使えなくなる”という危機が迫っていたのです…。

ボールベアリング破損

フットコンエレキはペダルを踏むことで、モーター部分の向きを変えて方向転換をする仕組みです。

その動作をスムーズに行なうためのパーツがボールベアリングなのですが、それが破損しました。

他エレキのモデルは分かりませんが、私が使っているX3はシャフト部分・ヘッド部分に1つずつボールベアリングがついています。

その2つが同じタイミングで、逝ってしまいました…。汗

使えなくもなかった

実は、この破損には気づいていました。

ただ、エレキの長期離脱がイタいタイミングでの破損で、なかなか修理に出すタイミングがなく…。

(本来なら即修理の案件ですが)私はなんとかごまかしながら使っていましたが、使えないことはなかったです。

ただし、ペダルが異常に重くなる、シャフトが船体に当たることで不要な音が水中に響く、エレキのヘッド部分に負荷がかかる…と全く良いことがありませんでした。

そこで、(ようやく)重すぎる腰をあげて、きちんと直すことにしたのです。

手段

さて修理をするにあたり、まず方法は2種類あり、①メーカーに修理を依頼するor②自分で直すでした。

①は確実な方法ですが、時間や料金がどれくらいになるのかは分かりませんでした。

自分としては、直せるものは自分で直しておけるようになりたいと思っていましたので、ひとまずネット記事や動画を漁りました…。

が、しかし、必要としている記事がほとんどない。汗

”これはダメか…”と思っていたところに、エレキのメンテナンスに関してご助言を頂けるかも、ということで、相模湖界隈では知らない人はいないと思われます、イタガキワークスのイタガキさんにアドバイスをいただきました。

イタガキさんに現状と方法をお聞きすると、”エレキを全バラシしないと交換はできないとの胃が痛くなるようなメッセージがきました。汗

具体的にはヘッドを開けて、ワイヤーを外して、配線を切って、ギヤを外してアウターシャフトからベアリングを取り外して交換する、という作業になります。

エレキのヘッドはこれまで開けるだけであれば何度も行ってきたので大丈夫なんですが、ネックは配線を切るという作業。

ここをミスれば、ショートを起こし、さらなる悲劇を招きます。して何よりそういう作業が得意じゃない私。

そんな私にイタガキさんが「失敗したら持っておいで~」と背中を押してくれたので、”もうとにかくやってみよう!”ということで自分でボールベアリング交換に挑戦してみることにしたのです。

ボールベアリングを注文

まずは部品を取り寄せます。谷山商事と取引している釣具店なら取り寄せ可能ということで、キャスティングにて部品を注文。

受け取りまでには2週間ちょいかかりました。(パーツの取り寄せはこれくらい時間がかかるものなのでしょうか。)

そして届いたパーツを見て、ドキッとする私。

思ってたのと違うぞ…(゚Д゚;)

店頭にて開封せずにじっくり見させていただいて、メタルパーツはともかく、ベアリング部分は私が注文していたそれだったので、とりあえず購入しました。

私が注文したのは右端のボールベアリングだけだったつもりでした。汗 (結果的にはこのセットが正しかった)

今回は2個で¥5500でした。

用意した道具

圧着ペンチ、六角棒レンチ(3/16を多用)、ペンチ、電動ドリルを準備しました。

(電工ペンチがあればなお良いと思います。私は普通のペンチでやってしまいましたが…。)

丁寧にバラしていく

ブツは手に入れたので、早速作業を開始します。

配線や、ギアの位置などを再び取り付ける際に間違えないように、いちいち写真を撮りながら、丁寧に進めていきます。笑 (←わたしにはこれ大事)

一番ドキドキする配線。「これを切っちまえば、失敗すれば、終わりだ…」と絶縁被覆の根元でプチンとカッティング。

そのままギヤ部分を取り外し、アウターシャフトを取り外せました。

ここまでは順調でございます。

(エレキの仕組みを知る私。これなら自分でシャフトカットが出来そうでした)

パワーアップ

さて、アウターシャフトを外せたので、ローラーベアリング周りのパーツも合わせて外します。

すると、それらのパーツがプラスチックで作られていたことが判明します。一部欠けている部分も。

それらに代わるNEWパーツはメタルパーツ…。あれ、サイズも一緒じゃないか??

左はこれまで付いていたもの。右がこれから取り付けるもの。

ということでNEWパーツによって、まさかの強度が上がるという事態になりました。

パワーアップゥ!!

これは一石二鳥でした♪

組み立ても丁寧に!

この作業も折り返し地点を過ぎました。配線部も再び絶縁カバーを被せて圧着。

これで良いと思ったら微妙にサイズが違って使えず!泣

たまたま別の作業で余っていた圧着スリーブがあったので、それと↑の絶縁被覆をカットし、上手く組み合わせて圧着させました。

最後に各ビスもしっかり止めて、作業は終了。

試しに使ってみると、しっかり回ってくれたので一安心。

無事にローラーベアリングの交換作業を済ませることが出来ました。

現場でもしっかり使えた

アウターシャフトを支える固定具部分がやや下だったので、そこを修正した以外には全く問題なし。

微妙に隙間があるのが分かりますでしょうか?

ペダルもスムーズ、ステアリングもスムーズで、本来のX3に戻すことができました。

作業を終えてみて

日を分けて作業をしましたが、作業時間はトータルで1時間くらいでした。

多少のリスクはありましたが、コストや時間も最小限に抑えられたので、とても満足しています。

これでまた1つ学ぶことが出来ました(*’ω’*)

もし私と同じような症状で悩まれている方の参考になれば幸いです。くれぐれも私のように破損を放置しないようにしてください。汗 (普通はすぐ直すわ)

また、メーカーに修理をお願いするのと自分で直すのでは費用や時間にどれくらい差があるのかは分かりません。しっかりと自分が納得する手段で対処されることをおススメします。

もし、自分で直すとなれば、あくまで自己責任でお願いしますね。




≪ページにいいねをしていただけると新しい記事を毎日お届けできます。あと、私のテンションがあがります。≫


 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。