【チャプター兵庫2024】第5戦、エバーグリーンCUP。首の皮1枚。

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昨日はチャプター兵庫第5戦、エバーグリーンCUPでした。

大減水という状況で、フィールドコンディションも極めてタフ。結果から申しますと402g/1匹で12位でした。

かろうじて魚を持ち込むことはできたのでポイントは付きましたが、年間順位は1つ下がって10位。近畿ブロック出場をかけて、なんとか首の皮1枚で繋がっている状況です。

ということで、いつも通り、プラの段階から書いていきます。

どこに行ってもディープ

さて第5戦はお盆休みの週ということもあり、オフリミットが16日(金)のみということで、足を運ぼうと思えばギリギリまで練習できる状態でした。

ですが私は帰省のタイミングでもあり、どう足掻いてもプラクティスできるのは前日のみ。

東条湖には浮けないが、釣り感的なものは維持しておきたいなぁと思っていたら、自分が予想していた以上に釣りに出かけていた盆休みでした。

千代田湖の朝練には2度出たし、

「帰ってきてるなら釣り行こうぜ」の号令でモリタと木崎湖へも赴きましたし、

「兵庫のどこかで一緒に釣りしようよ」のお誘いでマサキ夫妻と青野ダムにも浮いたし、

振り返ってもかなり充実した休みでした。遊んでくださった方々、ありがとうございました。

で、↑の釣行の全てに共通していたのが“ディープの釣り“でした。

千代田湖はシャローに全く生命感がなかったので“ディープなのかな?“だったし、木崎湖スモールは時期的にディープ。青野ダムでも同様で、8〜10mレンジの攻略がキーでした。

“せっかくののんびり釣行、好きな釣りで楽しみたいぜ!“と思ってたんですが、なんせ手堅く楽しめる釣りがディープ攻略であり、そこは避けて通れない道。

チャプター第4戦でも、同様のレンジ攻略は必須だったので、これも練習だと思って割り切ったんですが、どこ行ってもまぁ釣れねぇんですよ。泣

ただ、昨年の8月に関しては結構な減水な状況の中で、東条湖ではいい釣りができていたので、“それはそれ、これはこれ“と割り切って前日プラに向かいました。

池原…じゃないよね?

さて、2週間ぶりに訪れた東条湖ですが、私が思っていたよりも減水が進んでおりまして、驚愕しました。

岩盤剥き出し、サンドバーは干上がり、釣りするエリアも極端に減少。

ボート準備をしながら、“どうしようかな…“とちょっと困惑してました。

ひとまずどこまで釣りができるのかをチェックしたかったので、ジョイクロシフト263をピッチングしながら遡上。進めば進むほど如何にもな岩盤の張り出しの連続で、雰囲気だけはあったのですがねぇ。

シャローに見えるバスはおらず、生命感が乏しいことも分かり、この時点でシャローはないと見切りました。

じゃあ、どうする?となるわけで、ミドル〜ディープを探ろうとするわけですが、水に色がついてるし、バスが何に着いているのかも分からない。この状況でライトリグ入れていっても迷走しそうだったので、メタルでとにかくサーチしていくことに。

使ったのはメタルワサビー18g。1000本ノックとばかりに、メタルでバンクのミドルを打ち始めると、すぐに反応あり。

25キャストで1匹。その次は50キャスト過ぎたあたりでもう1匹。いずれもしっかりキーパーサイズで、プラの段階で聞かれていた“ライトリグ入れてもノンキーしか釣れない“というサイクルに陥ることはなさそう?

ディープエリアの釣りにはプラの時点ではあえて手を出さず(プラで釣れなかったら、本番で不安になってやりきれないため。笑)、船団ができるエリアだけを把握。

25キャストで1匹釣れるなら、1000キャストで40匹釣れる計算。計算上は。笑

デコを避けなければならない状況で、ライトリグでもない、別の釣り方にわずかな望みを持てた時点でプラを終えました。

試合当日

フライト順は2グループ目のトップ。今回は遅めが良かったので、ベストではないがベターな位置だったかなと。

この日の懸念は風が吹かない予報だったこと。前プラでは風が結構強くて、それが重要な要素だったと思います。

なんとか風が吹くタイミングでポイント入りたいと思いながら、シェードも考慮してバンクを撃ち始めました、ルアーはメタルワサビー18g。

シャくるというよりかは、柔らかくリフトする感じ。とにかく手返しよく。

その最中、バスをかけている人を数人見ましたが、みなさんリリースしており、ワームの釣りではサイズが選べていない(むしろノンキー地獄)ことを再確認。

であれば自分の今の釣り方には望みがあると思い込み、ひたすら撃っていく作業でした。8時前の時点で30キャスト。昨日のプランならもう釣れててもいいのだが…。

そこで試合開始してから始めて、強めに風が吹きました。待ってたやつです。

私は導かれるように、水天宮岬というエリアにいました。ただここにシェードはありません。しかし、太陽の角度から目に見えてるエリアにはシェードはないが、水中にはシェードが出来ているエリアがあるはずだと。

これまではバンクを正面に撃っていたメタワサを、今度はバンクに背を向けて8〜10mエリアにショートピッチングで音を立てないようにルアーを水中に潜り込ませました。

50キャストぐらいでした。リフトしたメタワサをひったくったのは。ガツンと強いバイトでした。

この1匹が30cmくらいの402gだったのですが、内心ものすごくホッとしたのは言うまでもありません。笑

貴重な1匹。ギリーキーパーではなく、ナイスキーパー。これはやり続けたらいけるかもしれないと思いました。

またもや

ファーストフィッシュから4時間はノーバイト。バスのケアにも気を配りながら、時間は帰着1時間前の12:00でした。

この時点でめぼしいディープエリアには船団ができていて、下手に動けない状況。そんな中、ファーストフィッシュをキャッチしたエリアはボートが1艇のみ。

“やりきるならここかな?“と思ったタイミングでまたもや風。

先ほどと全く同じシチュエーションでメタワサをキャスト。さっきと違ったのは、やや振りかぶってキャストしたということでした。

そしてここで待望のバイト。ただ、キャスティングしていたのでボートから遠い位置でのファイトを余儀なくされました。

バスに主導権を渡さないようにXGを早巻き。思ってたよりも遠くで深かったらしく、上がってこなかったんですよ。

跳ねさせたらおしまい。けれどスピードを緩めることもまた恐ろしい。

でね、リーリングスピードの勢いが良過ぎて水中からジャンプしてこんにちは。

18gのメタルをブンブン振って、バス君はまた水中に帰っていったのですよ。

今回の順位のターニングポイントです。跳ねたバスのサイズは1匹目と同じくらい。取れてればウェイトは800g越え。お立ち台でした…。

こういう状況だったからこそ

優勝は唯一リミットメイクしたビッグバイトスタッフの赤木さんでした。

タフな状況の中で、コツコツとウェイトを伸ばすことがいかに大事なのかを突きつけられた優勝者インタビューでした。

1発狙いのホームランではなく、ヒットを繋いで得点を狙うような感じで、いろんな戦い方があるなぁと。こういう感情になるのが、トーナメントの面白さだと思いました。

さて次はいよいよ最終戦となります。

このまままとまった雨が降らなければさらに減水傾向は続くのでしょうか。減水が落ち着けば、水も落ち着いてバスも釣れやすくなるとは思うのですが…。

最終戦の前の週にはマキフェスもあり、試合が続くことになります。

初挑戦のチャプター兵庫。ルーキーイヤーで年間順位を何位で終えられるのか。

できる限りのことをして臨みたいと思います。

それでは!

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2 件のコメント

  • Ryoさん

    この展開で鉄板系をコンフィデンスするあたりはやっぱりもってるよね。これで3本捕れてれば大会上そうとうザワついたことでしょう。

    最終戦はひと月後でしたよね?
    恐らくは今の猛暑を考えると水中は季節進行が遅いだろうね。
    そうなって来るとサマーパターンを引きずるかな?
    するってーとエリアとポジションだよね。

    ライブスコープを導入して解ったことなんだけど、夏のエリアとポジションにはその湖の魚全ての中で確実にプライオリティが存在することなんだよね。
    ライブスコープだとそれが想像でなく事実として判ります。
    例えばRyoさんもよく知る精進湖の場合のプライオリティの頂点は「コイ」です。
    だからサマーパターンの王道のエリア。岬の先端や水通しの良いシェードやガレ場の1等地は必ずコイが陣取る。
    そうなって来るとプライオリティの2番手のバスはそこより少し離れた2等地に陣取らざるを得ない。
    六本木や麻布でなく、中野や杉並みたいな感じかな(笑)

    東条湖の全魚種のプライオリティの頂点で戦略はだいぶ代わると思う。

    偉そーに語ってすんません。ただ、バスの状況把握だけだとJBの連中を出し抜くのは難しいからね。

    • 永地さん、お疲れ様です。

      おそらくあの日に、メタルをメインに据えてた選手は私以外にはいなかったはずです。だからこそ、見せつけてやりたかった…ってのが、正直あります。
      勝てば英雄、負ければなんちゃら…って感じですかね。汗

      バスを追うのではなく、バス以外の生物からバスの居場所を突き詰めるという考え方は持ち合わせていなかったです。
      東条湖でもやっぱり鯉なのかなと思います(どんな状況でも絶対目にするので)。
      その辺りの視点も持ちながら準備していこうと思います!

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