マシンガンキャスト。
T.Namikiこと並木敏成プロの代名詞とも言えるキャストテクニック。
今年のバサクラでもそのキャストをカメラの前で余すところなく披露し、話題にもなりました。
そんなキャストの細部まで見られるDVDがあることはみなさんご存知ですよね。
目次
行きつく先はキャストスキル?
本日もご覧いただきありがとうございます!!
Ryoです。
これでも?バス釣り精進する日々が続いている私ですが、ある日「キャストが上手くなりたい」と思った時がありました。
もちろん磨かなければならない技術は山ほどあるのですが、人が入れられない場所にルアーを送り込めるようになれば自分にしか釣れないバスを手に出来る、と思ったのです。
近年はバスへの人為的なプレッシャーも強くなり、納得のいくバスを手にするのはなかなか難しくなってきていると思います。
キャストの上達は、さらに多くバスを手にする近道であると言えるわけです。
「Ⅰ」を入手。
思いついたらすぐ行動してしまう自分。
「GET THE MACHINEGUN Ⅰ」を購入したのは1年前。
T.Namikiのキャストテクニックの分析の日々が始まります。
(正確に言えば、「Ⅰ」は付かないのですが、ここでは「Ⅰ」と表記させてもらいます)
後述する「Ⅱ」も同様なのですが、このシリーズの最大の特徴は『ハイスピードカメラによるスーパースロー映像で、ロッドのしなり、サミングのタイミング、ラインの動き、身体の使い方、立ち振る舞い等をじっくり見ることができる』ことです。
「Ⅰ」では、マシンガンキャストを繰り出すためのベースとなるテクニックが収録されています。
具体的には、オーバーヘッドキャスト、サイドキャスト、アンダーハンド、サークルキャスト、バックハンド、ピッチング、フリッピング、スキッピング、ロールピッチング、フリップピッチング
これにスピニングリールを用いたキャストが少し収録されています。
この「Ⅰ」では芦ノ湖での実釣をしながら、時折キャストに関する解説が入った後、任意でさらにキャストを分析できるチャプターに移れるようになっています。
「Ⅱ」を入手。
実は「GET THE MACHINEGUN Ⅱ」が発売されることは、直前まで知らなかったのです。汗
今年のバサクラブースで、この「Ⅱ」が先行発売されるという情報で初めて発売されることを知りました。
「Ⅰ」を見ていただけに、「あのキャストがどれだけ進化したのか?」ということが気になっていました。
そして先日、入手したので早速見てみました。
今回の舞台は、①霞ヶ浦水系 ②亀山ダム でした。
「Ⅰ」ありきの「Ⅱ」。
さて私は「Ⅰ」が出ると聞いた瞬間、『「Ⅰ」で十分凄かったキャストがどれだけ進化しているのか』ということが気になってしまい、過剰な期待をしてしまいました。
そして、実際に視聴してみると、キャストに関して言えば
…思っていた以上に目新しい情報が少なかったのです。
それもそのはずでした。
「Ⅱ」のサブタイトルは≪実践編≫であり、「Ⅰ」のタイトルは≪完全解析≫とされています。
つまり、「Ⅰ」と「Ⅱ」の発売時期にはスパンがあったものの、「Ⅰ」と「Ⅱ」は2つで1つの作品であり「Ⅱ」を詳しく理解できるようにするためには「Ⅰ」は必ず見る必要があったのです。
もちろん「Ⅱ」だけでもきちんと楽しめます。
ただ、「Ⅱ」でも見られる”スーパースロー映像”は多彩なキャストを瞬時に繰り出す様子が取り上げられているだけで、ひとつひとつのキャストの細部までは解説されていません。
ですから、「今のキャスト、どうやっているんだ?」となれば、「Ⅰ」に戻らざるを得ないわけで、「Ⅰ」を見ることが必須となるのです。
「Ⅰ」と「Ⅱ」のタックル比較
参考として「Ⅰ」(2009年)と「Ⅱ」(2017)のタックルを載せます。
『GET THE MACHINEGUN Ⅰ』
〇ヤマト、ヤマトJr〇
ROD:スティーズ マシンガンキャストタイプⅠ STZ661MRB-XTQ
REEL:スティーズ100H
LINE:マシンガンキャスト14lb
〇ダイビングフロッグ〇
ROD:スティーズ ハスラー STZ701HMHXB-XTQ
REEL:スティーズ100H
LINE:スーパーPE56lb
〇ゼロワンジグ+ポーク〇
ROD:スティーズ ハリヤー STZ7011HFB-SV
REEL:スティーズ100SH
LINE:シューター20lb
〇ベントミノー〇
ROD:ブラックレーベル BL6101LFS
REEL:ルビアス2506
LINE:マシンガンキャスト6lb
〇バジンクランク〇
ROD:スティーズ ブリッツ STZ651MLRB
REEL:スティーズ100H
LINE:マシンガンキャスト10lb
〇ルドラSP〇
ROD:スティーズ スカイホーク STZ731MMHRB-LM
REEL:スティーズ100H
LINE:マシンガンキャスト10lb
〇自作スモラバ〇
ROD:スティーズ スカイフラッシュ STZ601LXS
REEL:イグジスト スティーズカスタム2506
LINE:スーパーFCスナイパー4lb
〇ゼロワンジグ+ポーク(フリップ用)〇
ROD:スティーズ ハリヤー STZ802HFB-SV
REEL:スティーズ103H
LINE:マシンガンキャスト30lb
〇ハイピッチャー1/2oz〇
ROD:スティーズ マシンガンキャストタイプⅡ STZ661MHRB-XTQ
REEL:スティーズ100H
LINE:マシンガンキャスト16lb
〇04シンクロ+ポーク〇
ROD:ブラックレーベル BL722MHRS
REEL:イグジスト スティーズカスタム2506
LINE:マシンガンキャスト12lb
『GET THE MACHINEGUNⅡ』
〇ゼロワンジグ7g+ドライブクロー3インチ/03ハンツストロング9g+ドライブシャッド3.5〇
ROD:スティーズ 2017STZ7011H/MHFB-SV ハリヤー
REEL:スティーズ SV TW 1016SV-SH
LINE:FCスナイパー10lb
〇02ビート/02ビートパピー+アクショントレーラー〇
ROD:スティーズ STZ661MFB マシンガンキャストタイプ1.5
REEL:スティーズ LTD SV 103T-TN
LINE:マシンガンキャスト18lb
〇ドライブスティック4.5インチ(バックスライド)〇
ROD:スティーズ STZ691HMHFB マシンガンキャストタイプⅢ
REEL:スティーズ LTD 105XH
LINE:FCスナイパー14lb
〇ゼロワンジグ5g+ドライブシャッド3.5インチ〇
ROD:スティーズ 2017STZ7011H/MHFB-SV ハリヤー
REEL:スティーズ LTD SV TN
LINE:FCスナイパー16lb
〇ドライブカーリー4.5 (1.8gネコ)/ドライブスティック3.5インチ(バックスライド)/HPシャッドテール(5gDS)〇
ROD:スティーズ STZ661MFB-SV ウェアウルフ
REEL:アルファスエアー 7.2R
LINE:FCスナイパー12lb (ドラスティの際は8lb)
〇オリカネムシ/HPシャッドテール2.5(DS)〇
ROD:スティーズ 2017 STZ681MLFS-SV キングボルト
REEL:イグジスト2505F-H
LINE:キャストアウェイPE20lb/FCスナイパー4lb
〇ラウダー70/ブリッツEX-DR/タイニーブリッツ〇
ROD:スティーズ 2016 STZ651MLRB-LM ブリッツ
REEL:スティーズ SV TW 1016SV-H
LINE:FCスナイパー12lb/マシンガンキャスト12lb
〇ブレードジグ スペック2 3/8oz+ドライブスティック4.5 スペック2〇
ROD:スティーズ STZ691HMHFB マシンガンキャストタイプⅢ
REEL:スティーズ SV TW 1016SV-H
LINE:FCスナイパー14lb
〇ブリッツMAX-DR〇
ROD:スティーズ STZ731MRB-LM スカイホーク
REEL:スティーズ LTD SV 103T-TN
LINE:FCスナイパー14lb
〇03ハンツストロング9g+ドライブシャッド3.5〇
ROD:スティーズ STZ691HMHFB マシンガンキャストタイプⅢ
REEL:スティーズ 1016SV-SH
LINE:FCスナイパー14lb
〇ハイピッチャー3/8oz〇
ROD:スティーズ 2016 STZ651MLRB-LM ブリッツ
REEL:アルファスエアー 7.2R
LINE:FCスナイパー8lb
〇スピンテールフロッグ〇
ROD:スティーズ STZ651MMHRB スペクター
REEL:スティーズ SV TW 1016SV-SH
LINE:シューター ステューター70lb
〇ドライブクローラー(スナッグレスネコ)〇
ROD:スティーズ 681MMHFB-SV ブラックジャック
REEL:アルファスエアー 7.2R
LINE:FCスナイパー12lb
本題
前置きがだいぶ長くなりましたが、ここからは「GET THE MACHINEGUNⅡ」を見たレビューになります。
個人的に感じたことなのでご了承ください。
マシンガンキャストってこういうこと?
DVDの冒頭で述べられていますが、”瞬間で状況を判断し、そこに合ったキャスティングフォームを繰り出す複合技”、”多彩なフォームの連続技”とされています。
その様子はDVD内で幾度となく見られ、スローでも解説されているので、「これがマシンガンキャストか」となると思います。
ただ、それが真似できるのか?と言われれば微妙なところで、マシンガンキャストの基礎をとなる各キャストを習得していなければなりません。
そして、この「Ⅱ」ではそれが詳しく解説はされていない。
あくまで実践編であるということを考慮し購入する必要があります。
身につけばルアーが水についている時間が長くなる
もし自分なりに真似してみても効果は得られるかもしれません。
私が2キャストするところを、並木プロは3キャストしています。
つまり、1キャストに悩まず、低弾道、速度が速くて無駄がない。
1日のキャスト量をトータルで見れば、差は大きくなると思います。
キャストスキルにこだわらず、弾道やロッドの降りぬきスピード、回収から次へのキャストの時間を短くしようとするだけでも変わると思います。
そしてそれらも並木プロは実践してくれています。
アップデート
タックルの進化は目覚ましく、「Ⅱ」では「Ⅰ」では登場しなかったり、わずかな解説で終わってしまっていた【ベイトフィネス】と【スピニングリール】についてもしっかり触れてくれています。
昨今のバスフィッシングでは外すことのできない2つです。
これだけでもだいぶ見る価値はあると思います。
失敗もする
作中で、たまにルアーをスタックさせたり、ラインが絡まったりするシーンがあります。
並木プロでも失敗することもあるのを見ると、少し安心しますね。笑
そしてその失敗を笑って受け入れる並木さん本人と、カットしない編集。
好感がもてます。
霞水系と亀山での実釣
「Ⅰ」の芦ノ湖も参考になりますが、今の自分には「Ⅱ」のフィールドチョイスは喜ばしいですね。
先週行った、将監川のような延々両サイドブッシュのフィールド。
そしてエレキスタイルで釣る亀山湖。
どちらも今、自分が最もハマッているスタイルです。
バスボートでビシバシキャストを決める芦ノ湖編よりも、今回の方が身になるエッセンスが多いと思うし、身近に感じます。
自分が克服したい課題に対する答えが収録されているような気がします。
貴重な陸っぱり編
亀山釣行編では、途中バックウォーターでボートを降り、陸っぱりをする場面があります。
残念ながら山梨には、同じようなシチュエーションがないので私自身はあまり参考になりませんでしたが、同じシチュエーションで釣りをする機会がある方は一見の価値ありかもしれません。
キャスト以外にも身になる情報がある。
キャストに関することに目が行きがちになりますが、バスをランディングする際の注意点やバスの扱い方などの情報もさりげなく言葉にしてくれています。
1ターン目はキャスト、2ターン目はキャスト以外に的を絞って見るのもいいかもしれません。
まとめ
長々と書かせていただきました。
「GET THE MACHINEGUNⅡ」の購入の際の参考になれば幸いです。
私は購入する価値あると思います。
この”マシンガンキャスト”が備わったとき、千代田湖のビッグモンスターを手に入れることができる・・・かもしれません。笑
それでは、この辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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