前回は【goslowcaravn(ゴースローキャラバン)】の4大デザインについて書きました。
4大デザインの1つである”クレイジーカラー”が私が一番お気に入り。
しかし、「じゃあ、具体的にどこが良いの?」と聞かれると、”なんかテンションがあがるから!”とやや説得力にかける返答しかできないのも事実。(それでもいいのかもしれませんけど。笑)
というわけで、今回は色彩理論を用いて”クレイジーカラー”の魅力を分析してみたいと思います。
*なお色彩理論は独学ですので、多めに見てくださいm(__)m
色相環
今回、分析するにあたり用いるのがこの色相環↓
隣り合う色は似通っており、反対に位置する色は補色と言います。
この他に色相(色合い)、明度(明るさの度合い)、彩度(鮮やかさの度合い)なども言葉も出てきますが、色々ごちゃごちゃするので、色相環をベースに話を進めていきます。笑
①配色面積のバランス
色相の話をする前に、まずTシャツ1枚における、各色のTシャツ内における面積のバランスです。
このTシャツでは6色が使われています。
Tシャツの面積を100%とすると、
1番大きい面→30%×2面
2番目に大きい面→15%×2面
3番目に大きい面(袖部分)→5%×2面
と分けることができます。
実はこれ、カラーコーディネートの黄金バランスの比率にとても近いことが判明!
バランスの良いカラーコーディネートの比率は、70(ベースカラー):25(サブカラー):5(アクセントカラー)と言われています。
クレイジーカラーTシャツは色使いが多いので完全一致の比率とはいきませんが、近しい割合であることが分かると思います。
②色相の関係
結論から言うと、このTシャツにはたくさんの色相の理論が行きかっておりました。笑
大きい括りから、細かい括りまで、順番に見ていきます。
③Tシャツを半分にしてみると…?
半分が暖色、半分が寒色であることが分かります。
それは互いに引き立て合う”補色関係”なのです。
その補色関係は、それぞれの単色を見ても同じです↓
互いに引き立て合う関係性が、3つもあるわけです!!!(3つ以上かも)
④隣り合う色
補色によって引き立てるだけでなく、隣り合うことで引き立てる色相の関係性もあります。
Tシャツの右部分(黄、クリーム、オレンジ)の色は明度と彩度を組み合わせたトーン(色調)によって、綺麗に色がまとまっている印象を与えます。
Tシャツの左部分(水色とエメラルドグリーン)は類似しているトーンを並べているので、これもまた色がまとまっている印象を与えてくれます。
⑤中和色(セパレートカラー)
補色関係においては、コントラストをはっきり出せるのが良い点でもありますが、それが見にくくなる場合もあります。
そんな時には彩度が低い色(白、グレー、黒)を挟んであげると良いとか。
この場合、ネイビーとクリームがそれにあたるでしょうか。確かに中和してくれている印象を受けます。
色の場所も、対比が強く出そうな色の組み合わせ程、遠い位置に置かれているようです。
⑥彩度が高い
彩度が高い色が多いので、鮮やかで華やかな印象をTシャツ上で表現している、というわけです。
まとめ
というわけで、クレイジーカラーTシャツを色彩理論に当てはめて、その魅力の根拠を探りました。
色彩理論に関してはあくまで独学なのですが、少なくとも↓
①カラーコーディネートの黄金比率に近い色の配置をしている
②補色関係によって引き立て合う組み合わせが3種類以上ある
③色調(トーン)で色にまとまりを持たせる組み合わせが2種類ある
④中和色(セパレートカラー)で色のコントラストをバランスよくする
⑤彩度を高めて、鮮やかさ・華やかさを持たせる
”クレイジーカラー”が私を魅了し続けるのは、色彩理論における良い部分がこんなにも盛り込まれてるからなんですね(*’ω’*)
きっと私は無意識のうちに、その良さに気づいていたんだろうな←
今度から「クレイジーカラーって何がイイの?」と聞かれたら、「色の比率がね」「補色関係がね」「トーンがね」「彩度がね」と論理的に説明したいと…思いません!!笑
これからも「なんかテンションが上がるんだよねぇ~」で、いいのかな。笑
クレイジーカラーとの距離がまた少し縮まったような気分です( *´艸`)
これからもたくさん着るぞ~!!
それでは!
Thank you for reading!!
≪ページにいいねをしていただけると新しい記事を毎日お届けできます。あと、私のテンションがあがります。≫
最新情報をお届けします
コメントを残す