「なんでここで喰ってきたんだ?」という疑問と、日に日にパワーダウンしていった自分らしい釣り方への不安。
そんな思いを抱えながら、千代田野郎第2戦の朝を迎えました。
プラ編に関してはこちらから↓
それでも”結局は自分が出来ることを信じてやるしかない”と言い聞かせながら、前日も目ぼしいポイントを書き出して準備。
改めて、自分の釣りプランは①ネコリグ ②トップ ③高比重ワームの3本がメインでした。
そして、ここ最近の精進湖におけるキャスト数の平均は124回(6時~13時)。
釣れてなくても、この数字は維持しなければバスにはたどり着けないとも考えていました。バイトが遠のくとキャスト数が減る傾向にあるので、自分を奮い立たせる数字でもありました。
目次
6:00~7:00 朝イチの焦燥 45キャスト
さて試合がスタートすると、スーさんが開始1投目でいきなりバスをキャッチします。この時私は出船していく皆さんを見届けていたので、まだボートに乗ってすらいませんでした。笑
ただ「あ、今日は昨日と違うかもしれない」と不安が若干和らぎます。
そこでプロップペッパーをキャストし始めますが、やはりバスのチェイスが圧倒的に多い。チェイスしてくるバスのサイズがそれほど大きくなかったので、朝マズメのフィーディングフィッシュであることは分かっていました。
でもこれキャッチしておけたら楽だな~と、しばらくキャストし続けますが…無。一方で、同エリアでキャストしていたスズキさんはレッドペッパーマイクロでナイスサイズをキャッチ。
”釣れてはいるんだな”と思う反面、自分にはバイトがなかったという焦り。そして、この感じなら他の参加者もかなり釣ってくるだろうと思い始めると、いつも心地よいペラ音を奏でていたプロップペッパーのサウンドが、若干雑なサウンドに。リーリングにも焦りが見えていたんですね~。
こういうのが実にトーナメントっぽくて大好きです。笑
”カチ、カチ”と静かに響くキャストカウンターの音。
ここで一旦、エリアとして目を付けていた中の湖にバウを向けました。
7:00~8:00 まずは1キャッチ 32キャスト
目ぼしいピンスポットがあった中の湖へ向かいますが、バスの姿は皆無。あの生命感どこ行ったんだよー!とロングランしたことに後悔しましたが…。やはり目で見ないと分からないですからね。笑
この時点で、今日はここに来ることはないと判断し、同エリアを切りました。そしてロングランしたことで気持ちは落ち着き、まずは「1本キャッチしに行こう」と頭を切り替えました。
そしてここに来るまでに賑わっていた水中島が、一旦人が減っていたのですかさず入り、ネコリグでまずは1本キャッチ。
ここで”今日はシェイクするとバイトしてこない”と感じ、動かしすぎない方が良いと判断し、ネコリグではありますがフォール→5秒ステイ→シェイクで違和感を感じとる(バイトの確認)→回収という流れで釣りをしていきました。
8:00~9:00 勝負していいかもしれない 23キャスト
あんまり動かしすぎないほうが良いのか…というヒントと、予報に反して時間を増すごとに晴れていく天候。中の湖に向かう途中から日差しを感じ、完全に晴れ切った8時30分過ぎのタイミングで、高比重ワームのノーシンカーを投入しました。
ギルと溶岩帯が絡む6mエリアをゆっくり引いてくると、なんとすぐに答えが返ってきました!
この日最大の40cm/780gをキャッチして、一息つきます。そして「これなら勝負してもいいかもしれない」と自信が湧いてきます。
ネコリグでキャッチできるバスはなかなか選べないのと、エリアが他アングラーとかぶり過ぎるのでなかなか踏み切れない状況の中、この1匹はかなり大きかったです。
9:00~10:00 その時が来るのを信じる 19キャスト
目に見えてキャスト数が減っています。笑
ただこれは積極的なキャスト数の減少。勝負に出るためには我慢しなければならない展開。
丁寧に、丁寧に…と心掛けますが、バイトが続くはずと思っていたのにその後は完全に沈黙。
そして徐々に天候も晴れから雲行きが怪しくなっていきます。
”揃えにいくのか”、”勝負に行くのか”の2択で再び悩み始めるタイミングでした。
10:00~11:00 決断 16キャスト
さて未だ攻め方を悩んでいた私ですが、釣り時間は残り2時間半。
ここでこの日1位だったテルさんとすれ違います。テルさんの釣りは遠目から見ていて明らかにサイトに絞った展開で、これはまずいなぁと思っていました。
本来なら雨&風でサイトが機能しないフィールド状況だったはずなのに、結局は晴天無風だったので。泣
すれ違いに見ていると、ちょうどバスをキャッチしていて…しかもそれを丁寧にリリースするだと!?
”そのサイズ、喉から手が出るほど欲しいんですけど…”とこの日一番のダメージを喰らい、同時にこの日の完遂するプランを決断。
勝負には出ずに、しっかりと3本揃えて8以内に残るという耐える釣りに完全にシフトした瞬間でした。
11:00~12:00 とにかく追加を 20キャスト
なんとかキーパーサイズを一本入れたい展開で、私が選んだエリアは赤池と呼ばれるエリア。
ここにもかなりのウィードが生えており、キーパーサイズであればキャッチできる可能性は大いにありました。水中島には他アングラーが多くいるのではないか?と、バッティングも避ける狙いもありました。
実際、このエリアは陸っぱりアングラーが数名いるだけで、ボーターはいませんでした。水質があまり良くないのがややネックでしたが、それでも比較的流れが生まれていそうなエリアにネコリグを撃つように次々とキャストしていきました。
アクションは先ほどと同じように、フォール&ステイ。ギルバイトを何度か貰った後に、バスからの反応があり、フッキングを決めたのですがそこでまさかのバラシ。汗
自分に「バッカヤロー!!」と言いつつも、まだチャンスはあるはずとキャストし続けると5分後くらいにもうワンバイト。
いつも通りのフッキングとランディングを行い、今度はしっかりとキャッチ。300gにも満たない1匹ですが、この1匹で順位が大きく変わってしまう可能性も十分にあります。
この日のフィールドコンディション的に、タフさを感じたからこそ、2本でウェイインするのか3本でするのかは大きな差になると思っていましたので、ひとまずリミットを揃えることが出来て安心しました。
12:00~12:30 もう1チャンス 13キャスト
最後はもう一度、ノーシンカーでボトムを探るもバイトはなく、ストップフィッシングとなりました。
結果 5位/1260g
プラを含めてこの1ヶ月の釣果では一番の貧果をまさかの試合で出してしまったわけですが、その中でもあきらめずにバスをキャッチしにいったのは良かったかな。
最後の1本がなければ順位は2つ下がってしまっていたので、本当に最後までやり切る大切さを感じる試合となりました。
この日は2次スポーンに入ろうとしているプリメスをキャッチできるかどうかがカギでした。
そう、昨日「なんでここで喰ってきたんだ?」というバスがヒントだったんです。そのバスが釣れた瞬間に「ミドスト?ホバスト?」というワードは浮かんだのですが、タックル本数が限られたこの大会では、自信のない釣りのタックルはやはり載せられませんでした…。もちろん、使ったからと言って釣れる保証もない。
ですが、ここで大きく転ぶことなく、次の試合に繋げることができたことが大きな収穫。後ろを追いかけてくる人たちがどの人たちも怖いので、下手に外せないという緊張感と戦っている今シーズンです。笑
第3戦は再び千代田湖に戻るわけですが、ここ最近全く足を運んでいないので、試合当日に向けて可能性を模索していきたいと思います。
次のフットステップは?
さてここまでは私のプラ&試合の当日の様子をお伝えしてきました。
明日からは別アングラーのフットステップを公開したいと思います。
まずは第4位のリョウくんです。
お楽しみに♪
それでは!
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