前回の続きになります。試合当日編、そして試合結果についてはこちらになっております。
年間優勝が狙えるかもしれないという位置の中、釣り方の感触もいつもよりかは得られていた状態で迎えた朝はここ最近では思わず「暖かいな~」と口に出すほどでした。(参加者の方々も準備がしやすかったのか、夏よりも準備のスピードが早かったんじゃないかな?笑)
前日の同時間が3℃だったのに対して、当日の朝は6℃。それに加えて、午後から少しずつ天気も下り坂ということで、なんとなくバスが動くんじゃないか?と頭によぎっていました。
そして試合開始。参加者の方の多くが会場である大沼荘の沖のロープ沿いで釣りをスタートしていく中、この試合2位だったテルさんは一目散にシャローカバーへ向かっていました。
私も目星を付けていたロープにすんなり入ることが出来て、メタルワサビー8g(ノリーズ)をロープに沿うようにしてシャクリ始めました。
私が釣りをしていた周囲には、そのほか4艇がいて、その中で今回1位だったミツイさんのロッドがさっそく曲がっていました。開始して7分くらいでした。
”どれくらいのサイズかな?”と見ているとしっかりキーパーを越えていたので、このサイズを揃えるのは苦労しないんだろうなと思いながら釣り続けていると、私にもすぐにバイト。
しかし、かかってきたのはノンキーでした。周りがパタパタ釣れて30分ぐらい過ぎたタイミングで、反応が一旦なくなったこともあり、一度エリアを離れることにしました。
ただ私の視線の先にはカバーの前でバタついているテルさんがいました。なんか嫌な予感…。
次は岬の前のロープとブイ沿いに入ろうとしましたが、ここには別のアングラーが入っており、断念。そのまま千和前に入り、今度はソアリン縦割りDSで同様にロープ沿いを狙うことに。
でも、釣れども釣れどもノンキーばっかり。汗
この時点で釣り方が違うのか?と疑い始めますが、キーパーガチャでいけるだろうとそのまま続行。ただ”まず1本”と焦っていた部分もあり、腰を据えて狙うにも丁寧に誘えていない自分がいました。
フィールドコンディション的には水中は全然秋で、とにかく魚の足が速い。回ってくる魚を待つべきだったと思うのですが、必要以上に動きすぎたような気もしています。
結局10時までには3本揃うだろうと思っていたのに、9時半の時点で1本もキャッチできず。プランで行けば10時からカバースキャットでじっくりキッカーを狙いにいくつもりだったのですが…。
ここで頭の片隅にあったシャローカバーへの疑念を払しょくするために、白山ワンドのアシ撃ちをしてみます。
すると、50アップが悠然とカバーが出てくるという…。
やっぱり朝感じた変化というか違和感は間違ってなかったんだ、と。汗
これはどっちに舵を切るべきなのか、悩みました。結果、ひとまず白山ワンドにあるカバーを撃ちきってみることにしましたが、ここでも反応を得られず。
ここで10時。キーパー3本を得るのか1本キッカーを得るのか…ということで、カバースキャットの方を選択。
ただ、あのスローな釣りをやり続ける心の余裕はなくてですね…。1本でも釣れていれば、また違ったはずなんですが。
結局40分ほどやりましたが、バイトは得られず、残り時間をキーパー揃えることに使うことを決めました。
再び朝のエリアに入ったのが11時前。ただやっぱり他のアングラーが多いので、ホットスポットに入りたいんですが、さすがに難しい状況。
それでもなんとか入ることができ、DSをシェイクしながらひたすらバスとの巡り合いを待つ時間が続きます。
こういう時、相当殺気が出ているのか、周りは釣れているのに自分にはバイトすらなく。汗
刻々と時間が過ぎていく中、”あ、これは終わったかもしれない…”と何度も頭の中にわずかなチャンスが滑り落ちていく画が。笑
周りが釣れているのは分かってるが、これはもはや自分との闘い。
ここで0で終わるか1で終わるかは全然違う!ともう一度だけ踏ん張り、”もうそっちから気づいて来いよ!”とDSの具に選んだのはD2ホグ(DSTYLE)。
シェイクというよりかはややジャーク気味に、D2ホグの二つのアームを震わせるように誘っているとついにロッドに重みが。泣
12時半にようやく1本をキャッチし、そのまま帰着となりました。
結果は270g/1匹で、第11位でした。
ちなみにこの1匹がなければ、年間合計ポイントは今回1位だったミツイさんに追い越され、5位に後退してしまっていました。意地でも1本釣り上げたことでなんとか4位に踏みとどまることができた形です。諦めなくて良かった。
このように書いてみると、プランの修正や判断が遅かったり、勝手に自滅していったりした感じですね。そういう部分も含めて、自分の収穫にしたいと思います。
たらればですが、やっぱり夏のノーフィッシュがなければもっともっと楽だったのになぁ。
意地でも1本釣ることが、いかに大事でいかに難しいかを知った今年の千代田野郎でした。
主催者でありますが、来年も空気を読まず勝ちを狙いに行くので、参加者の皆様よろしくお願いします。
それでは!
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