ブログって自分の思いとか考えを形にするツールです。
書くことで気持ちが発散したり、思考がまとまったりするので、頭の中がスッキリするんですよね。
今日という日に感じたことを、つらつらと書き記しておきたいと思います。
*今日は釣りには関係ない内容ですので、お時間のある方はここから先もお付き合いください。
避難訓練
私は普段は保育の現場で働く人間です。
火災や地震を想定して、月1回の避難訓練を行っております。
避難訓練をする意味は大きく分けて2つあって、①子どもたちに身を守る手段を学んでもらう、②子どもたちの命を守るための行動を保育者が学ぶ、ということです。
①は具体的に言えば、大人の話をしっかりと聞こうとする、列で並べるようになる、などです。これはもう日々の積み重ねといってもいいですね。列で並べるってとっても大事なんですよ。
そして②。毎訓練ごと、しっかりと子どもを残すことなく避難させられていますが、実際に災害が起きた際に、果たして本当に動けるのだろうかという不安はあります。
そのための訓練であることはもちろん承知していますが、東日本大震災の映像を見ると、想定を簡単に超えてくることばかりなのも事実です。
たくさんのお子さんを預からせてもらっている私たちは、その命を守らなければなりません。この文章を書いて、また身が引き締まる思いです。
水害訓練
そういえば4年前くらいから、避難訓練の1つとして、”水害訓練”を追加して行っています。
昨今のゲリラ豪雨による河川の増水・氾濫した際を想定したものです。私が勤務している園は河川が近いもので。
現在、以上児クラス(3.4.5歳児クラス)の人数分のライフジャケットがあり、それを全員に着用させ、近くの避難場所に逃げる…という訓練です。
普段、水辺で遊んでいる者としては、水の楽しさと同時に怖さも知っているわけで。
火事でも、地震でも、水害でも、不審者との遭遇でも、どんな時にも子どもの命を守るための術を常に学んでおります。
知らない世代につなぐ
今私が担任しているクラスの子たちはまだ4歳なので、もちろん10年前はこの世に存在しておりません。知らない世代です。
でもあの震災はこれからもずっと語り継いでいかなければなりません。
ということで、今日、私はこんな話を子どもたちにしました。
10年前の今日、東北地方っていうところで大きな地震が起きました。
家がなくなってしまったり、イオンがなくなってしまったり、みんなと同じくらいのお友だちが死んでしまったり、とても悲しいことが起きてしまった日です。
地震でグラグラ揺れたりするのも怖いけど、津波って言って、海の水が保育園よりも大きくなってやってきてみんな壊してしまったんだよ。
みんなにはまだ難しいかもしれないけど、小学生、中学生、大人になってきっとお勉強する時が来ると思うけど、大きな地震があったことを覚えていてね。
そして死んでしまった人がいたことを忘れないでいてほしいのと、みんなは毎日遊んで、ご飯を食べて、たくさん寝て、ケンカして、笑っていくんだよ!
子どもってやっぱりすごくて、多分私の話の意味はほとんど分かっていないと思うんですけど、”先生が真剣に、大事なことを話してる”と感じ取って、とても真剣に聞いてくれました。(普段はスーパー大騒ぎクラスなので。笑)
少しでも子どもたちの心に残ってくれていたらいいなと思います。
私が出来ることの1つは、”震災を知らない世代につないでいくこともあるんだなぁ”と、10年目を迎えた日に思ったのでした。
それでは!
Thank you for reading!!
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