5/12に東条湖にて、チャプター兵庫第2戦が行われました。
結果から申しますと、第3位になることができました。
前回の反省を活かした結果が上手く噛み合っての、今回のこの順位となりました。
それでは例の如く、プラクティスの段階から書いていきたいと思います。
目次
5/6のプラクティス
GWはほとんど釣りをしない予定で、出来るとしたら5/5か5/6でした。ただGWに入る前の時点では、5/6はチャプター1週間前となりオフリミット。
5/5に行けなくもないんだけど、所用のために釣具は車から全部下ろしていたため、行くのは体力とやる気次第でした。汗
前回の反省を活かし、今戦は前日プラをあえてしないで挑もうと思っていました。ただ、1週間前のプラに入れないのは流石にやだなぁと葛藤していたところで、5/5の昼前に5/6のオフリミット解除が宣言されました。
この措置には一部で不満が出ていたことを当日のミーティングで知りました。おそらく告知のタイミングに関してかな?
まぁ、そんなこんなで奇跡的に5/6に浮けることになったので、GW唯一の悪天候の中で東条湖へ。
前回のチャプター以来だったので、ロッドはほとんど持たずに、まずはきっちりと上流までチェック。水の色やベイトの有無を確認しながら、クランクなどを巻いてみるも、全くの無で15:00頃を迎えました。
その頃、本湖は強い東風と小雨。風が強く、土バンクでは濁りが発生している状況。しかし、そこで凝視すると、オーバーハングの裏などの若干風が弱まっている場所にビッグサイズが浮いているのを確認。
そこにレイジー9などを投入していくと、あと一歩のところでバイト仕切れない状況に悶絶。そんなこんなで30分ほどしていると、雨も風も瞬間的に強くなる場面に。
“もしかしたら…“と、直感で結んだのがジャックハンマー+サカマタ5インチでした。そして15分で2バイト1キャッチ。1本目はまさか本当にバイトしてくると思わず、“木でもかかったかな?“と思っていたらバスだったというオチ。一発ジャンプバレ。
けれど、これは確変だ!!とバラしたことは悔やまずにキャストし続けているとすぐに2本目をキャッチできたのでした。
けれど、この1匹を釣った後に、何事もなかったように静けさが戻るフィールド。結局、この日はこの1本で終了でした。
この1匹が自信となった
ただ、この1匹は自分にとってかなりプラスに作用しました。
なぜなら第2戦はハードベイト(巻物)主体で行くと決めていたからです。
第1戦が慣れないサイトに翻弄されて、そもそもキャスト数自体が減っていることに心底反省。
なので改善策として、前プラで事前情報を入れず、ハードベイトで取りに行ける魚を狙うことを試してみることにしたのです。
大会当日の天気も、この日(5/6)と同様の天候との予報。巻き切る展開に徹するならこのタイミングしかない…と自分にいい聞かせて、当日を迎えました。
釣りながら情報収集
この日のフライト順は、後ろから数えた方が早いくらい。参加者は32名。名前がコールされても、特に行きたいエリアもなかったので、ゆっくりと他の選手を見送りながら、サーフィンワンド前からエントリーし、流していきました。
この時点で風はやや吹いていたので、早速チャターでサーチ。あわよくばのフィーディングフィッシュを狙うも空振りでした。
この日の風も東寄りの風だったため、本湖エリアにはほとんど風裏は存在せず、弱まるのはワンド最奥くらい。
フィーディングフィッシュを外したのと、上流まできっちりと状況を確認しに行くため、8:30頃には鷲の巣窟エリアあたりまで移動しました。
風裏にログ
強めの風でしたが上流に上がってくると、湾曲した地形なので、本湖よりかは幾分、風裏ができます。
様々なステージのスポーニングフィッシュが混在していると思われたので、一度アフターを狙うことに。
ルアーはオリジナルログにラトルが入ったARB1200。
2ジャーク後、浮上させてポーズの繰り返し。ポッパーとかでも良かったのですが、濁りが入っていたので、よりギラっとアピールしてバスを寄せるのが狙い。
すると上流、第1インレットとS字の間のバンクで40後半くらいのバスがプカーっと浮いてきた。見切りそうなタイミングでもう一度アクションすると、またも近づいてきた…と思ったら、一緒にいた30cmくらいのキーパーが横取っていきました。
ウェイトにして300g程度でしたが、かなり価値のある1匹でした。これで本湖のウィンディーサイドで勝負できる。
そこからさらに上流に上がろうとするも、思っていた以上に船団ができていて断念。おそらく強風を避けているための選手もいたと思います。そしてこの状況なら本湖でフレッシュな魚に巡り会える可能性も高いと確信して、10時過ぎには再び本湖へ戻りました。
100%→99.9%
昼に向かっていくにつれて強くなる風。ここに雨の要素が加われば…と思っていましたが、降りそうで降らない天気。
そして、この日を迎えるまでに2回落水する夢を見ていた私。笑
この風なら「今日落っこちるかも」なんて思いながら、本湖のシャローをチャターで巻いたり、沖の3mぐらいをシャッドやクランクで通すも皆無。
途中、見つけたバスにギルーラを投げたことで、100%のハードベイト展開は終了。頭の中ではモリタが「リョウさん、ヒヨッたな」って言ってる姿が浮かびました。笑
しかし、ここでワーム解禁してしまったら、おそらく先週と同じ展開。すぐさまロッドを持ち替えたのと、時間、そしてタイミングを考慮し、今日まだ行っていなかったダムサイト方面へバウを向けました。
0.1%減らしたが、99.9%はハードベイトで押し切ってやる。
チャターではなくスピナベ
このタイミングで風は、朝から吹いていたのよりも、さらに強まっていました。
雨ではないが、風速2が風速3になった、というわずかな変化。
チャターをオイルフェンス沿いに1度キャストしたのちに、ここはスピナベだろと直感的に判断したのはそれなりの経験値だったから…なのだろうか。
このシチュエーション、絶対にこれだと信じて結んでいたのはスティーズアスロック。ダブルコロラド。そしてそいつをリーリングするのは、一度戦線離脱したあのスコーピオンMg1000。
慣れ親しんだリーリングスピードで巻きながら、一度息を吐いたその瞬間にエクスプライド165MH-LMのティップは強烈に引き込まれたのです。1キャストで仕留めた1匹は1200gのキッカーでした。
これまで大会時にスピナベでバイトさせるも、取れなかったシーンは数知れず。H-1の時も、マキフェスの時も。その1本で全てが変わったのに!!というシーンで全部バレてしまっていました。
けれど、今回その負の連鎖を断ち切ることができた。この展開に思わず震えてしまいましたよ…。
同じことしてたらダメだった
結局、そのあとは追加できずに帰着。
当初の予想通り、厳しいフィールドコンディションだったようです。
このタフさを打開するのならいっそハードベイト展開で行く!、というある種の開き直りが今回の結果に結びついたと思います。
上位の方の釣り方を聞く限り、私と他4名の方の狙ってた魚は違っていたし、私がその4名の釣りと同じことしていても多分ダメだった。
今回は胸を張ってマイゲームを貫き通したと言ってやろうと思います。笑
次戦は6月30日
さて次は日がかなり空きまして、初夏の6月30日。おそらくウェイイン率も一気に上がる中で、いかに突き抜けるられるかが求められるでしょう。
6月になれば禁止エリアも解禁になるので、だいぶ動き方も変わるはず。
きちんと準備して挑みたいと思います。
最後になりますが、チャプター兵庫運営の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。
それでは!
Thank you for leading!!
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凄い!参戦2戦での3位は立派ですよ!
Ryoさんの素敵なとこは「コンフィデンス」を戦術に落とし込めることだと私は思う。今回はそれがバッチリとリンクしたのだと言えます。これは簡単に出来ることではなく「釣り」という遊びにおける最も重要なことだと思う。
フィネスやライブを周りがシコシコやってると普通の神経なら焦るし、そっちに走るのはセオリー。でもそれで出せた魚に心底喜べるかは分からない。
最近ライブスコープを導入して凄く「自分の魚」を見失ってる気がしてます。
人よりも沢山釣らなきゃならん競技の場でも自分の魚を探して釣るRyoさんから又学びを得ましたよ!
こりゃいよいよスポンサー本気で考えないとかな(笑)
入賞ホントにおめでとう
永地さん、ありがとうございます!
釣り方は今回ばかりはハマりましたが、それ以上に託されたエレキのパワーが無ければ、描いたプラン通りの釣り展開は難しかったかもしれません。
ともかく、まずは良い報告が出来て良かったです!
次も自分の魚を捉えて、自分の納得のいく釣りをしていきたいと思います(^^)