みなさん、こんばんは!!
Ryoです。
今日は僕が住む、山梨県の富士五湖に関連した内容を書いてみたいと思います。
以前はこんな記事も書きました↓
以前に書いた記事は山梨の魅力を釣り人目線で書いた、どちらかというと前向きな記事ですが、
今回は今後の富士五湖の釣り場の未来を左右しかねない内容を取り上げてみたいと思います。
ワカサギの卵の入荷が大幅減。
こちらは昨日のニュースより↓
(日テレNEWS24 HPより)
主要仕入先の長野県・諏訪湖にて昨夏ワカサギが大量死したことが原因で、安定した卵の入荷が見込めないということのようです。
このニュース自体、僕は車内で聞きました。ニュースでは富士五湖ごとの具体的な仕入れ量を説明していましたが、車を停めて画面を見る頃には映像は変わってしまっていましたので具体的な量をお見せできず申し訳ありません。ただ、諏訪湖からの仕入れが不透明なことから網走湖からも仕入れをするようです。
このニュースを受けて、僕はいくつかの漁協に問い合わせをしてみることに。
そして今日1つの漁協から回答をいただくことができました。
やはり厳しいようで…。
回答内容を要約すると、
ワカサギ釣りがメインでボート貸しを営んでいる方がほとんどの中で、今回の件で生計を立てずらくなることはもちろん、漁協そのものの運営すらままならない状況になる。
という現場の方々の不安の声が聞かれました。
環境整備の整った釣り場を提供してくれる漁協自体が苦しくなるということは、ワカサギ釣りのみならず、バスを始め、他種の魚を釣る人々にとっても目を背けられない問題ではないでしょうか。
富士五湖ではバスを放流する湖もあります。
もしかしたら漁協の経営が苦しくなることによって、バスの放流量の現象や放流そのものが行われない可能性も考えられるわけです。
放流バスは、その湖に生まれたときから生息するネイティブと呼ばれる固体に比べて釣りやすいことが特徴です。
ゆえに初心者の方でも気軽に釣ることができます。
”ブラックバスを釣ってみたい”という方が足を運び、釣り券や湖付近の施設で消費をしてくれる…。
放流が仮に行われなくなれば、上記のような経済効果も見込めなくなる可能性もあるということです。
そもそもの原因は改善されているのか?
昨夏の諏訪湖のワカサギの大量死については、湖自体の酸欠が原因とされているようです
しかし、Basser 2017 1月号の巻末に掲載されている『バサー新聞 :文=真嶋茂氏』によると酸欠が原因ではないという内容が載っています。
詳細は読んでもらいたいのですが、注目すべきは諏訪湖で大量死したのは諏訪湖産のワカサギではなく、十和田湖(青森と秋田にまたがる湖)産のワカサギであったということです。
水深最大6m、真夏の最高水温が30℃にもなる諏訪湖に対し、水深最大320m、真夏の最高水温が22℃の十和田湖。
十和田湖産のワカサギの子孫が暑さに耐え切れず、貧酸素の湖底にぶつかり大量に死んだと、真嶋氏は述べていました。
これらの内容は真嶋氏が諏訪湖漁協の方の証言をもとに書かれいるので信憑性は高いと思われます。
こちらは別記事↓
(いろいろと調べてみましたが、やはり原因は貧酸素だというものが多く、ワカサギの種類にまで目を向けているものはなかったです。)
諏訪湖自体、”貧酸素”とい問題を常に抱えているようで、具体的な改善策がとられずもし同じことが来年も起きてしまえば、再び富士五湖への卵の仕入れ量が激減する自体は避けられないと言えるかもしれません。
もう1つの小さな懸念
今度はBasser 2017 3月号に載っていた『バサー新聞』から。
(久しぶりに読んだらアラバマについてのカラーも載ってた!)
この記事内では長野県 美鈴湖を例に、”ワカサギが減ったのはワカサギの放流をやめたからであり、ブラックバスとブルーギルが増えたからではない”ということを真嶋氏は述べています。
これが今回の富士五湖の件とどう関連するのか?
それ、バスのせいじゃない。
もし、富士五湖でワカサギが釣れなくなっても、それは”=ブラックバスのせい”ではないはず。
ワカサギの卵の仕入れ量が少ないからですよ!!
ということを声を大にして言っておきたい。心配しすぎ?笑
これ以上、ブラックバスへのイメージを悪くされるのは勘弁ですから。
なんら情報もないまま、短絡的にブラックバスに原因を押し付けられるのは寂しいです。
もし、デマが広がり、富士五湖でもブラックバスへの規制が厳しくなったら悲しいです。
このブログを読んでくださっている方だけでも、きちんとした情報を持っていただければ幸いです。
机上の空論かもしれませんが、昨日のニュースを見て、少し考え込んだ夜でした・・・。
≪ページにいいねをしていただけると新しい記事を毎日お届けできます。あと、私のテンションがあがります。≫
最新情報をお届けします
コメントを残す